室内ドアの下部が、ささくれのようにめくれていました。開け閉めはできるものの、見た目が気になります。
850万円で購入した中古住宅のリビングドアを、内装職人の夫が仕事で余ったシートを使って補修しました。ドアを交換せず、傷んだ表面を直した記録です。
施工前の状態から完成まで、作業を見ていて難しそうだと感じた点も紹介します。
リビングのドアがささくれのようにめくれていた
補修したのはリビングのドアです。
下部を中心に木がめくれていましたが、開け閉めには問題がありませんでした。

作業前の状態を撮るのは忘れてしまったため、これはパテ処理後です。
余ったシートで夫が補修
シート補修を提案したのは夫です。
「余ってるし、普通に直せるから」と、仕事で余っていたシートを使って施工してくれました。今回、新しく材料を購入したわけではありません。
使ったシートは、サンゲツのリアテック「BC-5499」です。窓枠の補修にも、同じリアテックを使っています。

そのため、一般の方が業者に依頼する場合の費用とは条件が異なります。「この金額で誰でも直せる」という話ではなく、わが家では材料と施工者がそろっていた、という補修例です。
シートを貼る前の下地処理が重要
パテ処理後の表面を削る
撮影できた動画は、すでにパテ処理が終わった状態から始まっています。その後、表面を削って整えていました。

見ていて印象に残ったのは、シートを貼る前の下地づくりです。
貼る作業に目が行きますが、表面を平らに整える工程も仕上がりを左右するのだと感じました。
下地に使ったのは「ベンリダイン RTⅡ」
今回の下地処理に使った材料は、サンゲツの「ベンリダイン RTⅡ」です。メーカーの資料では、リアテックのプライマー処理に使う材料として案内されています。

下地に塗るこうした材料も高いと知りました。きちんと塗ることが大事なんですね。シートだけでなく、下地の準備も大事だと感じました。
塗る量や乾燥時間は、製品と下地に合わせて確認が必要です。多く塗ればよいという意味ではありません。
シートを貼って余分を切る
下地を整えたあと、シートを切って貼り、余った部分を切り取って仕上げます。


夫が作業すると順調に進みますが、まっすぐ切り、歪みなく貼るのは難しそうでした。
下地を整えることも、最後の線をきれいに出すことも必要です。見ているだけでは分からない難しさがありました。
傷んだ部分がきれいになった

完成したドアを見て、まず「きれい」と思いました。
同じドアでも、表面の傷みがなくなるだけで印象が変わります。今回は交換せずに補修できました。
夫の作業は、20分もかからないくらい
今回、夫がドアの補修にかけた時間は、20分もかからないくらいでした。
これは職人の夫が今回作業した時間の目安です。下地の状態や準備・乾燥に必要な時間によって変わるので、誰でも20分で直せるということではありません。
交換と補修、どちらが安い?
補修動画をTikTokに投稿したところ、「ドアを交換した方が安いのでは?」というコメントがありました。
わが家は余ったシートを使い、夫が施工しているため、今回の条件だけで交換と補修の費用は比べられません。
LIXILでは、室内ドアの方法として「枠ごと交換」「ドアだけ交換」「面材やシートだけを張り替える」という選択肢を紹介しています。表面を直すシート張り替えは、交換より費用を抑えられる場合がありますが、傷み方や既存の面材によっては施工できません。
枠ごと交換する場合は周囲の壁の工事が必要になることがあり、扉だけを交換する場合も、合うサイズがなければ追加費用がかかります。
費用を比べるなら、下地補修やシートを貼る範囲、交換する範囲をそろえて見積もる必要があります。
わが家で言えるのは、開け閉めに問題がなかったドアの表面を、シートで補修できたということです。
室内ドアのシート補修はDIYできる?
今回施工したのは内装職人の夫です。この仕上がりを見ても、初心者が同じようにできるとは言えません。
難しそうだったのは、まっすぐ切ること、歪みなく貼ること、そして下地を整えることです。
LIXILの案内でも、シートの剥がれや広範囲の傷、下地が見える深い傷は補修に技術が必要とされています。
自分で補修するなら、表面だけの傷みか、開け閉めにも問題があるかを確認したいところです。見た目が似ていても、同じ方法で直せるとは限りません。
ちなみに私は、窓枠に100均のリメイクシートを貼って失敗しました。夫の作業が簡単そうに見えて、自分でもできると思ったのですが、実際は難しかったです。
交換せず、直して使う
ボロボロだったリビングドアは、交換せずにきれいになりました。
余った材料を使えたことに加え、きれいに仕上げられる夫の技術があってこその結果です。
850万円で購入した中古住宅を、すべて新品にするのではなく、直せるところから補修しながら暮らしています。




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